常盤祭2005 

 

え〜05年学園祭ライブの報告及びまとめです。そもそもこの学祭での発表というのは
アコースティックスタイルとして最初に掲げた目標でもありました。
大して大きな目標ではないんですが、まぁ出来て間もないサークルとして
まずはクリアしておかなければならないイベント、といった位置づけでしょうか。
年を追うごとにサークルのレベルが上がっていけば
毎年あるこの発表の完成度もどんどん高くなっていく。
それが分かるって意味でも学祭ライブはやっていかなきゃいけない重要なイベントです。

メンバー
ライブ会場が設営されていくところを見つめるメンバーたち

さて横浜国立大学には二つの学園祭があります。
一つは5月の終わり、1年生が学校に慣れてきたころに行われる清陵祭、
そしてもう一つが11月の頭にある常盤祭です。
僕らが初めて学祭に参加することにしたのは’05年の常盤祭でした。
それは優秀な1年生が入ってきた、その年の4月に決心しました。
なにせせっかくの大学祭。ギターとボーカルだけじゃなく、もっと大勢でやりたい!
大人数でギター、パーカッションをやって、コーラスもバシッと入れる。
これがアコースティックの醍醐味の一つなんです。
ストリートではなく学園祭で演奏するからにはそれがやりたかったんですね。
とはいえ、全曲を全員でやるのはさすがに大変だし、
少人数でやった方が合うという曲もあるので、結局演目はこのようになりました。

1 始発列車(ゆず)
2 ルージュの伝言(荒井由実)
3 夜空ノムコウ(SMAP)
4 TO BE WITH YOU(Mr.Big)
5 日曜日よりの使者(ハイロウズ)

本当はBEATLESのAll Need Is Loveもやりたかったのですが、
ハモリパートの練習が間に合わずに残念ながら断念しました。
(個人的には一番やりたかった曲だったのですが…。いずれ必ずチャレンジします。)

発表は二日間。初日は夕方で、二日目は昼間となりました。
そしてあれは、確か10月の半ば頃だったと思うんですが、
常盤祭の実行委員からビックリするようなお願いをうけました。
初日の僕らの演奏の最中にバックでナイアガラの花火を噴かせ、
同時に灯籠の点灯式を行いたいと言うんです。
こちらとしては願ってもない演出で、もちろん即OKを出しました。
これで僕らのモチベーションもバーンッと上がりまして、
学祭までの練習にも熱が入っていきました。

メンバー
リハをしに一食の裏へ行く

学祭当日、段取りとしては昼間にリハを行い、夕方確か5時ごろから本番という感じです。
リハの後一度解散し、僕らはそれぞれ緊張を隠しつつ再び集合しました。
こういう風に人前で演奏するのは初めてのメンバーもいたと思うし、
あの演奏前の雰囲気はオモシロイもんです。
僕は高校のときに初めて全校生徒の前で演奏したときのことを思い出していました。
あぁ、あの時は心臓バクバクだったなあ、と。
さあ、テンションを上げるために全員で円陣を組んで気合を入れ、いざ舞台へ。

前の団体の発表が押していて、少し予定より遅れての始まりでしたが、
1曲目は1年生二人のゆず。お客さんの反応もまずまずでよくやってくれました。
よく頑張った!もうそのあとも全員一生懸命で、僕はもうメチャクチャ声を張り上げていました。
あんな必死で歌っていると逆に見た目はよくないんだけど、それも仕方なかったんです。
なにせマイクの音量が明らかに小さい!!!
TO BE WITH YOUでカッコいい、ここが決めドコってギターソロがあったんですが、
もう、ほぼ聞こえない。うちの雄弘があんなに練習してたのを知っているから、
演奏しながらスゴイ悔しかった。あれも絶対もう一度、
セッティングを完璧にして素晴らしい演奏を聞かせられるようにしたいと企んでます。

日曜日よりの使者
1日目のライブで日曜日よりの使者を歌っているところ

そうして、最後の日曜日よりの使者をやっている後ろで例の花火の演出が
されていることにも気づかず、僕らは完全燃焼して1日目のライブは終わりました。
2日目のライブは初日よりも音の出がよくて、演奏としてはよいものでした。

ライブをやった実感と、映像をみて、僕らの演奏は正直まだまだです。
イメージにある見せたいステージには程遠いなあ、と感じます。
でもやっぱり、聞いてくれた人たちに「よかったよ」と言ってもらえると本当に嬉しいんです。
もっと満足してもらって、もっと僕らも楽しんでいけるようにどんどん練習していきます。
その過程でサークルも成長していってくれると嬉しいです。
ライブに関して変に「良かった」とかは言いたくないんですが、
これからのビジョンと課題が持てたことは幸いです。
こうして一体感とかノウハウとか精神力とか、
そういった色んなものを身に付けてくためにも発表の場を増やしていきたいです。
この発表がその第一歩になったのは確かなことです。
 

夜空のムコウ
2日目のライブで夜空のムコウを歌っているところ

この場を借りて、僕らのライブの間、2日間に渡ってずっと撮影をしてくれた友人の圭、
どうもありがとう。そして足をとめて聞いてくれた皆さん、ありがとうございました。
メンバーのみんな、お疲れ様でした。

(文:池田絢)
 

 

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